幻スイーツ“三不粘(サンプーチャン)”とは?!食べられるお店もご紹介

皆さん、『三不粘』をご存じですか。

中国ではかつて宮廷料理として振舞われていたそうです。
しかしごくわずかな料理人しか作ることのできないので、幻のスイーツと呼ばれたりもしています。

あまりなじみのないスイーツかもしれませんが、メディアでも取り上げられることもあり、気になっている方もいるのではないでしょうか。

今回は『三不粘』とはどういうものなのか、またどこのお店で食べられるお店をあわせてご紹介します。

『三不粘』とは

『三不粘』とはサンプーチャンと読み、中華料理のスイーツです。

中国語で「3つのくっつかない」という意味があります。
「3つのくっつかない」とは

  • お皿にくっつかない
  • 箸にくっつかない
  • 歯にくっつかない

の3つを示しているそうです。

見た目からすると、くっつきそうなのに不思議なスイーツですね。

『三不粘』の作り方

『三不粘』の材料はとてもシンプルで卵、砂糖、ラード(オイル)、でんぷんの4つの材料だけで作られているそうです。

卵黄を布でこして、でんぷんと砂糖が入った水の中に入れてかき混ぜながら、なじませていきます。かき混ぜてできた液体を鍋に入れて、ラード(オイル)をかけながら熱を加えて水分を飛ばします。そのあと火にかけ焦がさないように数分間ひたすらおたまで叩き続けます。全体がなめらかになったら完成です。

工程を見ただけだと簡単そうに見えますが、焦がさずに滑らかにするのはかなり難易度が高い為、作れる方が少ないと言われています。滑らかにするためには数分間に1000回近く叩かないといけないようです。

小さな変化が完成を左右するので繊細なスイーツかもしれませんね。

『三不粘』が食べられるお店

なかなか作るのが難しい為、食べられるお店自体数がかなり少ないです。

首都圏で『三不粘』が食べられるお店3つを紹介します。

エムズスタイル【千葉】

1つ目は千葉県富里にある『エムズスタイル』です。

こちらのお店はテレビ番組などのメディアでも取り上げられている三不粘が頂けるお店です。

お店がおすすめしているメニューで四川麻婆豆腐に次いで、三不粘が2番目に是非食べていただきたいメニューだそうです。

1日1食限定で事前の予約が必要になります。
食べに行く際は忘れずに予約をしてから行きましょう。

エムズスタイル

営業時間・定休日

ランチ 11:30~14:00
ディナー 17:30~21:00
定休日 月・木曜ディナー

アクセス

京成本線「公津の杜」駅より車で約10分
東関東自動車道「富里I.C.」より車で約5分

中国料理 龍水楼【東京】

2つ目のお店は『中国料理 龍水楼』です。

子羊のしゃぶしゃぶ「シュワンヤンロウ」と「三不粘」が『中国料理 龍水楼』のおすすめメニューだそうです。
メディアなどで取り上げられ知名度が出てくる前から「三不粘」を提供されています。

単品メニューとしては注文が出来ず、コース料理のデザートとしていただくことができます。
お店のおすすめである「シュワンヤンロウ」のコースのデザートはもちろん「三不粘」です。

事前の予約が必要です。またコース料理は5名様以上の予約になります。
記念など特別な機会に伺ってみるのがいいかもしれませんね。

ぜひお店のおすすめを一度に堪能してみたくださいね。

中国料理 龍水楼

営業時間・定休日

ランチ 月~金 11:30~14:00(L.O.13:30)
ディナー 月~金 17:00~20:30(最終18:30開始)
土 11:00~19:00(最終18:00開始)
定休日 日祝祭日

アクセス

都営新宿線「小川町」駅より徒歩約5分
東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅より徒歩約7分

厲家菜 銀座【東京】

3つ目のお店は銀座にある『厲家菜 銀座』です。

こちらのお店はミシュラン1つ星を獲得されており、中国の宮廷料理が頂けます。
店内のお座席はグレーやブルーなどの落ち着いた色が使われており、高級感がありながらもおしゃれなデザイナー性も感じられます。

三不粘はコース料理とは別にオプションメニューとして追加することができます。

『厲家菜 銀座』は完全予約制レストランになるので、必ず予約してからお店に伺いましょう。

 

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厲家菜 銀座

営業時間・定休日

ランチ 11:30~15:00(13:00最終入店)
ディナー 17:00~21:00 (19:00最終入店)
定休日 水曜日 ※祝日の場合は翌木曜日定休

アクセス

東京メトロ「銀座一丁目」駅より徒歩約1分
JR「有楽町」駅より京橋口徒歩6分

まとめ

いかがでしたか。

今回は中国の幻のスイーツ『三不粘』について紹介しました。

中国国内でも作れる料理人は少ないスイーツですが、日本国内にも作れる方がいらっしゃるので中国へ旅行せずに堪能することができます。

しかし、作り方が難しいということもあり、なかなか食べられる機会が少ないかもしれません。

是非気になった方は一度『三不粘』を食べてみてはいかがでしょうか。