みなさん、「小浜島」をご存じですか。
沖縄の八重山諸島の1つで、石垣島からフェリーで行くことができる離島です。人口が700人ほどの小さな島ですが、魅力がたっぷりありました。
今回は小浜島とその時に宿泊したホテル「はいむるぶし」について紹介していきます。
小浜島とは
小浜島は八重山諸島の1つです。「八重山のてんぶす(へそ)」とも呼ばれており、その名の通り八重山諸島の中心あたりに位置しています。面積は約8㎢で、島の周囲は約16.5㎞の小さな島です。自転車があれば、日帰りでも観光しながら島を一周できます。島の中央には大岳があるのでやや高低差があります。
また、NHKの朝ドラ「ちゅらさん」の舞台になり、それがきっかけで全国的に有名になりました。ロケ地になった場所は観光スポットになっています。
小浜島への行き方
小浜島に空港はありません。その為、石垣島からフェリーに乗って移動します。石垣港離島ターミナルからは高速船に乗って約30分程で小浜島に到着します。
高速船は、安栄観光と八重山観光フェリーの2社あわせて1日10便ほど出ています。帰りの日も小浜島を楽しむ際はフェリーや空港までの移動時間を考えて早めのフェリーに乗ることをおすすめします。
ホテル「はいむるぶし」
小浜島へ旅行した時に泊まったホテルが「はいむるぶし」です。
「はいむるぶし」は八重山地方の言葉で南十字星を意味します。12月中旬から6月初旬にかけて八重山諸島のあたりで南十字星が見れる時期になります。タイミングが良ければホテルからも南十字星を見ることができますよ。
小浜島のフェリーターミナルに着いてからは無料送迎バスに乗って5分ほどで到着します。ホテルの敷地は約40万㎢もあり、その中に宿泊棟などの施設が点在しております。敷地がかなり広い為、歩いての移動はかなり大変なので基本的にはレンタルカートで移動します。
はいむるぶしの客室

はいむるぶしには9つのタイプのお部屋があります。
その中で宿泊したお部屋は「オーシャンビューラグジュアリー」です。宿泊棟の中ではいむるぶしビーチに近い場所にある「さんにん棟」にあります。
お部屋の中に入ると、大きな窓の先にはオーシャンビューが広がっていました。ベッドも窓の方に向いているので、寝る直前まで星空を眺めたり、目覚めた瞬間から青い空と海を見ることができます。ベッドはセミダブルベッドが2台なのでくつろいで寝られますね。

大浴場がリゾートの敷地内にありますが、お部屋には足を伸ばしてゆったり入れるバスタブがお部屋にあります。
海やビーチで遊んで帰ってきた後にサッと使えます。

テラスにはテーブルと足を伸ばして座れるソファーがあります。売店で飲み物やお菓子を買ってきて、おしゃべりしながらリラックスタイムを過ごせます。ブレックファストボックスをテラスでとるのもいいですね。
はいむるぶしの敷地内施設
広大な敷地の中にはたくさんの施設があります。リゾートの外に出ずにホテルの中にある施設だけでも十分に楽しめます。
はいむるぶしビーチ

はいむるぶしビーチははいむるぶしの敷地の中でも端の方に位置しています。
ビーチは穏やかで遠浅の海が広がっています。干潮時は遊泳には向かないので、ホテル内のお知らせをチェックしてください。たくさんのマリンアクティビティもあるので1日を通して遊べます。
夜になると、ビーチまで続く小道はライトアップされています。海までの道が日中とは違い、幻想的な世界につながる道のように感じられます。是非はいむるぶしに宿泊して確認してみてくださいね。
西表島展望大浴場

はいむるぶしには大浴場もあります。
露天風呂は西表島の方を向いています。西表島に沈んでいく夕陽や満天の星を眺めながら、その日の疲れを癒してください。日常では感じることのできない自然を感じながらゆったりを温泉につかることができます。
サンセット広場

西表島に沈む夕陽を眺めるのに一番いい場所である「サンセット広場」。はいむるぶしのリゾート内でも小高い場所にあります。

ブランコがあり、サンセットの時間は特に人気があります。後ろから写真を撮れば、SNS映えする1枚になりそうです。
日中の空いている時間にとっても、空と海の青が映える写真を残せそうです。
その他

ほかにもはいむるぶしには様々な施設があります。ヤギやアヒルに触れ合える「動物ふれあい広場」、その横には2頭の水牛がいる「水牛池」があります。

また、はいむるぶしビーチがありますが、プールもあります。水深の浅い子供用のプールもあるので、小さなお子様連れのファミリー旅行でもみんなでプールで遊ぶことができます。
レストラン
はいむるぶしには5つのレストランやカフェがあります。
グリルダイニング

大きな窓で囲まれているので太陽の光が入り明るく見晴らしのいいレストラン。お昼はラフテーそばなどの沖縄料理や沖縄県産黒毛和牛を使ったハンバーグがあります。

海Cafe

青空タイムと星空タイムに分けて営業しています。おいしそうなカフェメニューが用意されています。お昼の時間はビーチで遊び疲れたら休んでもいいし、のんびりと海を見ながらおしゃべりするのもいいですね。
夜の時間はオリジナルカクテルなども提供されています。満天の星の下でアルコールを片手にくつろげます。外のソファーベッドに寝転んで星空を眺めてみてはいかがですか。普段見られない星座も発見できるかもしれません。
ブレックファストボックス

オーシャンビューバススイート、オーシャンビュースイート、オーシャンビューラグジュアリー、オーシャンビュープレミアの4つのタイプのお部屋に宿泊された方のみ利用できる特別プランです。バスケットに入った朝食を受け取り、リゾート内の好きなところに移動して召し上がることができます。
海の見えるビーチで食べるもよし、自分のお部屋のテラスで食べるもよし。朝からピクニックを楽しめます。メニューはパニーニやヨーグルト、フルーツなどです。
アクティビティ
マリンアクティビティをはじめ、様々なアクティビティが用意されています。
アクティビティに参加すればきれいな海を楽しんだり、小浜島の自然を感じることができます。はいむるぶしで用意されているアクティビティをいくつかご紹介します。
SUP

小浜島は国内最大級のサンゴ礁内に位置しています。海は比較的に穏やかで海も綺麗なので、SUPをするに向いている場所だそうです。はいむるぶしでは初心者でも参加できる体験コース、夕暮れ時に行うサンセットツアー、水上でリラックスしながら行うヨガなどSUPにもたくさんのコースが用意されています。初めての方でもインストラクターの方が優しく教えてくれるので安心して参加頂けます。
幻の島ツアー

小浜島からボートに乗って10分ほどで到着する真っ白な砂でできた幻の島へ行くツアーです。干潮時にだけ出てくるので幻の島と言われています。

本来の島の名前は「浜島」といいます。小浜島周辺の海も透き通ってきれいでしたが、浜島周辺はそれ以上に透明度が高く太陽の光が反射するとキラキラとしていました。透明度の高い海に囲まれているのでSNS映えするお写真をたくさん撮って思い出にいかがですか。浜島の周りは浅瀬になっているのでシュノーケリングにはあまり向いていません。潜って海の中を見てみたい方はシュノーケリングがセットになったツアーに是非参加してみてください。
小浜島の観光スポット
小浜島には観光スポットが点在しています。
天気がいい日ならば自転車を借りてサイクリングで回ってみるととても気持ちよかったです。坂道があるので電動自転車なら楽に小浜島を周遊できます。
海人公園

大きなマンタのオブジェがインパクトのある海人(うみんちゅ)公園。マンタは展望台になっているので、上から透明度の高い海を見てみてはいかがですか。サイクリングの途中に休憩するのもいいかもしれません。
シュガーロード

NHKの朝の連ドラ「ちゅらさん」のロケ地の1つです。まっすぐと続く小道の両脇にサトウキビ畑が広がっています。シュガーロードはやや坂道になっているので、自転車で走り抜けると爽やかな風を感じて気持ちよさそうです。
こはぐら荘

小浜島が有名になったきっかけである「ちゅらさん」のロケ地はシュガーロードだけではありません。主人公の自宅、民宿「こはぐら荘」として使われていた「大盛家住宅」があります。ロケで使われていた看板が立てられています。現在は民家として使用されている為、外観のみ見学が可能です。
BOB’s Cafe

小浜港のすぐ目の前にあるハンバーガー屋さんです。小浜バーガーは人気があります。ソースには小浜島で作られた黒糖が使われており、コクがありました。ちょうどいいボリューム感でおいしかったです。サイクリングの途中休憩にもおすすめです。SNSもあるのでぜひチェックしてみてくださいね。
その他

サイクリングしていると島のあっちこっちにヤギがいました。はいむるぶしにもヤギは人に慣れているのか近づいてくるヤギもいました。
また、小浜島の中で一番高い山である大岳の頂上には展望台があります。一番高いといえども海抜99mなのでそこまで高くありません。島を周遊する途中で、頂上まで登ることができます。周りにさえぎるものはないので、展望台からは透明度の高い海やほかの八重山諸島など絶景が見えます。
まとめ
いかがでしたか。今回は沖縄の離島「小浜島」についてご紹介しました。
沖縄にはたくさんの離島があり、それぞれ異なった特徴があります。沖縄本島や石垣島、宮古島などもいいですが、そこからさらに離島へお出かけするのも楽しいです。
ぜひ沖縄へ旅行するときは離島にも一足伸ばしてみてはいかがでしょうか。